もう一ヶ月近く前の話、松田聖子のライブに行ってきた。
去年タワレコで松田聖子のベスト版を見て「そーいやー学生時代よく聞いてたな~」と懐かしく思ったのだ。
ライブも実は去年行くつもりだったのだけど、母が心筋梗塞で入院したのでそれどころではなく、
買ったチケットは友達に譲った。
なので、今年はリベンジである。
呉服町駅からマリンメッセに歩いて行った。同じ年ごろの女性がぞろぞろ同じ方向に。
「あー、80年代に青春をエンジョイした人たちだわ~みんな聖子ファン?」
しかし、ひょんなことからお隣の福岡サンパレスでは浜田省吾のライブがあったことを知る。
当日あの一帯には80年代バブルの香りが漂っていたのだな。濃いな~。
会場につくとですね。ライブ用のトレーラーがあって。
うーむ。
さらに入場ドア近くでは。
うーむ。
とにかく聖子ちゃんのファンであることを純粋に楽しんでいる方々がいらっしゃいましたね。
なんか急に敬語になっちゃったけど。
会場はやはり私と同世代かちょっと上の年齢の方が多かった。
今回のライブは「スペシャル席」という2万円の席があった。
「特別な席に特別なプレゼント付き」という。。。興味があったんだけどさすがに買えなかった。
アリーナの一番前がどうやらその席らしく、会場のライトが消えたらその席で十数人の方々が立って
「せいこ ちゃちゃちゃ せいこ ちゃちゃちゃ」と聖子コールが始まる。
残念ながら落ち着いた世代の人たちが多かったのでその波にみんなが乗ることはなかったですね。
ライブ自体は前半は夏に出した新譜を前半ざっと通して歌い、その後は
「みなさんのよく知っている歌を歌っていきますよ~盛り上がっていきましょう!」
観客が何を求めているかをよく知っている構成となりました。
歌もうまい。MCもうまい。
自分の年齢を明かし、観客と同世代のおばちゃんであることをうまく活かして笑いを取ってた。
突然のリクエストにも応えていた。
今さらだけど50歳を過ぎても、様々な薄汚いスキャンダルが発覚したけれど、
彼女はアイドルであり続けている。
前にAKBのお泊り発覚の記事で読んだのは
「今日は埼玉、明日は新潟とどこまでもアイドルのファンは追いかけてきてくれる。
親も彼氏もそこまでは追いかけない。ファンだからこそなのだ。
だから、アイドルはそんなファンの気持ちを大切にしなければならない」という文章だ。
ファンを大切にする気持ちを徹底して教えられたからこそ、
ライブで、歌のうまさでファンへの感謝の気持ちを十分に表しているからこそ、
アイドルでいることをファンに支持してもらえるんだなと思った。
変な言い方だけど「プロのアイドル」なのである。
いいライブだった。私の好きな「マイアミの午前五時」を歌ってくれたしね。