1次試験については合格をしているのでどのような勉強をしたのかをお伝えできるかと思います。
ただ、TOEICスコア840を取っており、英語の筆記試験は免除。
なので、地理・歴史・一般教養のみ簡単にお伝えします。
合格点は60点。大体80点を狙う感じでいけばそのくらいは取れるかなと。
まず、それぞれの科目がどれだけのレベルを必要としているかをリサーチしてみました。
中学生レベルなのか高校レベルなのかで参考書選びが全く違ってくるためです。
有名な「○ロー」では試験対策資料が無料でpdfで配布されており、ダウンロード・プリントアウトしたものの
あまりにも内容が詳細すぎて仕事をしながらここまで覚えるのはまず無理とあきらめました。
日本全国の名勝、特産品・歴史を事細かに覚えるなら1年はかけないと無理でしょう。
(1次試験は8月末、私が受験を決めたのは5月。。。)
地理については自分の国のことなのに全く知識がないので白地図から始めることに。
前にも書いたかもしれないけれど47都道府県中20県くらいどこにあるのか知らないという状態。
↓これを繰り返して山脈、湖、川、平野などを頭に叩き込みました。
コピーを取り、それに書き込むようにしました。7回ぐらい解いて覚えた。
さらに地域別に特産物なども載っているので合わせて覚えたかな。
新幹線や高速道路も幹線道路についても載っていたのでざっくりと目を通しています。(過去問であった)
試験1週間前にはもう一冊同じような出版社違いの白地図を別に買って解いてみました。
あと、地図記号は覚えるべきですね。
悩んだのは歴史。どこまで深く覚えるか。
歴史試験の免除要件として「歴史検定2級合格」とあったのでそれを目安にしました。
本屋でその参考書を立ち読み、高校レベルと思ったのでセンター試験レベルの参考書を。
まずアマゾンで日本史の参考書を検索、レビューをチェックしてから
実際の本屋さんで自分に合ったものを選びました。
まずざっと流れを把握しようと最初買ったのはこちら。金谷先生の参考書はすべて評判が良かったのです。
しかし、時間が足りなくなってきたのでもう少しコンパクトでいいかなぁと思い、受験直前まではこちら。
今は新版が出ており、表紙は変わっているようです。
朝も昼も夜も気が狂うほど目を通しました。麻呂とか頼とか同じような名前にはもう辟易。
ノートを作ることも考えましたが、時間がないので止めました。
ただ、ある程度読みこなしたら問題を解かないことには覚えることはできません。
それは実はスマホのアプリを利用。Z会日本史アプリ、便利でした。
職場の昼休みに見ていても他の人からはネットをチェックしているようにしか見えません。
それも都合が良かった。
結構細かい問題もアプリで出たし、それが試験にも出たりもしましたね。それをこまめに繰り返し。
金谷先生で「一問一答」も購入しましたがアプリの方が便利でした。
あとは図録です。
文化史が重要とあり、特に仏像などは実際の写真を見ることが名前を覚える助けになりました。
それでもかなり苦労はしましたが。
現代史は時間不足でかなり端折りました。黒船来航ぐらいまでは結構覚えたけどあとは文化史のみ。
文化史メインならやはり中世から近世がメインになるかなぁとも読んだので。
それでも現代絵画の問題がひとつ解けませんでしたね。そういう絵があったのは覚えていたからなお悔しい。
一般常識は最後まで参考書選びが難航しました。
最初はセンター試験の「現代社会」の参考書を買ったけど難しすぎる。。。
一度目を通しただけでギブアップ。
結局最後まであまり時間を割くことができず、試験1週間前に公務員試験用「速攻の時事」を購入。
大体当たりをつけてチェックを。観光に関するもの、そして選挙改正に関するもの。
これがどんぴしゃり当たりました。しかし観光の問題は間違えた(爆)
「速攻の時事」は直近の時事項目がコンパクトにまとまっており、
各ページごとにチェック用の問題もあるのでお勧めします。
一般常識についてはとにかく新聞やテレビなどで取り上げている事象が幅広く出ました。
私は結構両方ともじっくり見る方なのですが、今年は仕事が忙しくなかなかそれができなかった。
「出題範囲が絞りこみにくい」という声も掲示板で見かけましたが
「今の日本を伝える」という見地からすれば、私は悪い問題とは思えなかった。
「何を聞かれるのかわからない」のだから。
1次結果発表後に思ったのは「日本史」と「地理」、確実に点数を取れるものをしっかり取っておけば
一般常識はそこそこの点でも救済はあるかも。
逆に言えば日本史やチリでそこそこの点数を取らないと足切りがあるかもということです。
1次試験の前日はうつむいたら日本史に出てきた人名や地理の地名が
口から文字列で吐き出してきそうな気がして、もう勉強は止めました(笑)
あとはこちらのサイトを参考にしたり。
http://our.best-kept.secret.jp/
は○ーのメルマガを定期購読していたり。(主張にいろいろ癖があるのだけど。だから伏字)
2ちゃんねるの「ENGLISH板」にある「通訳案内士試験合格を真面目に目指すスレ」で
同じ志を持つ見知らぬ仲間たちの言葉に励まされたりしていました。
今は勉強したことはほとんど忘れてしまっているのですが、
ふとした時に日本史で勉強した人名や仏像、絵画に出会うと「つながる」喜びは感じます。
やはり勉強というのは大変だけど損はないと実感しています。
参考書選びはやはり本屋さんで実際に手にとって自分に合う参考書を探すことをお勧めします。
一次試験についてはこんなところでしょうか。
通訳案内士合格を目指す皆さんのお役にたてば幸いです。